実行委員長よりごあいさつ
長い歴史と数々の実績を積み重ねてきた石川県ピアノ協会は、2011年に設立40周年を迎えました。これを記念して、石川・金沢から、ピアノを通して柔軟な感性、心豊かな人間性を兼ね備えたピアニストの育成を目指し「いしかわ国際ピアノコンクール ~感動をとどけよう~」を立ち上げました。以降隔年で開催し「音楽的感動」を日本海側から世界に発信しております。
伝統と文化を育む美しい国際都市・金沢に集う若き才能が、国際交流や音楽交流を通して切磋琢磨し、当コンクールのステージから世界に羽ばたき、更に才能を開花されることを願っております。
また、当コンクールが国内はもとより、世界の音楽文化発展に少しでも貢献できれば大変うれしく存じます。
いしかわ国際ピアノコンクール実行委員会
実行委員長 東海林 也令子
コンクール開催の趣旨・目的
本コンクールは、小学生から社会人(年齢制限なし)を対象に、ピアノを通して演奏する歓びを体感し、柔軟な感性、心豊かな人間性を育むことを目的とします。
国内外から著名な審査員を迎え、石川県から将来国際的なピアニストとして世界に羽ばたけるよう、個々の可能性を引き出す「学びのステージ」を提供します。
日本海側唯一の国際コンクールとして、国内外から優秀な若き才能が集い、音楽交流国際交流の場となることで、石川県をはじめ北陸三県のみならず国際的に音楽文化の発展、向上に寄与することを目的とします。
コンクールの特色
第1次審査では、バロック作品やエチュードを、第2次審査では、古典派のソナチネ・ソナタを、また、セミファイナル(一般部門)では、ロマン派を中心とした作品を課題とすることで、ピアノを演奏する上での重要な基礎と、4期それぞれの演奏法をしっかりと学ぶことができます。
ファイナルでは、テクニックのみではなく、アーティスティックな感動を伝える演奏歌心溢れる表現、そして、その曲の理解度や完成度を審査の対象とします。
演奏する任意の曲について、自分の「想い」を演奏前に1分間スピーチをします。将来、コンサートでのトークやステージマナーを身に付けるという教育的効果も考えてのことです。近年では、海外からの審査員を意識して小学生でも英語でスピーチをする参加者が増えています。
北陸三県から募集した一般審査員に、一番感動した一般部門の演奏者に授与する「聴衆賞」受賞者を選んでいただきます。
表彰式終了後には、審査員から直接フィードバックを得る時間を設けています。