感動をとどけよう!古都金沢を舞台に繰り広げられるハイレベルなピアノの競演
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審査委員の紹介

審査委員の紹介

上野 真

Makoto Ueno

―日本―

カ-ティス音楽院にて、J.ボレット、G.グラフマン両氏に、ザルツブルク・モーツァルテウムにてH.ライグラフ氏に師事。修行時代にはM.ホルショフスキー、L.フライシャー、J.ラタイナー、E.オードウェル、A.ヤシンスキ、R.クヴァピル、R.トゥーレック、F.ガリミールなどの薫陶を受ける。メリーランド(1985)、ベーゼンドルファー=エンパイア(1986)、ジュネーヴ(1988)、オルレアン20世紀(2002)、リヒテル(2005)等の国際コンクールで入賞。世界15か国で演奏を行う。

19世紀から20世紀初頭の歴史的楽器による多数のレコーディングを若林工房とオクタヴィア・レコードよりリリースしている。近年は1816年製ブロードウッドでベートーヴェン、1925年製ニューヨーク・スタインウェイでラフマニノフ、1846年製プレイエルでショパン、1852年製エラールでリスト、1906年製のベヒシュタインでシェーンベルク、スクリャービンなどをレコーディング。2017年には1927年製エラールを使用してのフランス作品集を発表予定。また2018年には1846年製シュトライヒャーや1903年製ベーゼンドルファーを用いてのブラームス作品集をリリース予定。また現代のベーゼンドルファー・インペリアル290を使用した、フルーティスト瀬尾和紀とのモシェレス作品集、チェルニーの作品集がNaxosよりリリースされた。この室内楽シリーズは、今後ベートーヴェン、ウェーバーと続く予定である。

京都市立芸術大学音楽学部教授。名古屋音楽大学客員教授、桐朋学園大学院大学特別招聘教授としても後進の指導に当たっている。日本音楽コンクール、宝塚ベガ音楽コンクール、松方ホール音楽賞等国内主要なコンクールの審査員を務め、ドイツ、ポルトガル、トルコ、韓国などでもマスタークラスを行うなど、教育的活動にも力を入れている。