感動をとどけよう!古都金沢を舞台に繰り広げられるハイレベルなピアノの競演
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審査委員の紹介

審査委員の紹介

ジュゼッペ マリオッティ

Giuseppe Mariotti

イタリア

1963年生まれ。幼少よりコンサート活動をはじめ、イタリアのピアチェンツァ音楽院にてピアノ、オルガン、作曲を学ぶ。1982年ウィーン国立音楽大学在籍以来、来日までの21年間をウィーンに居する。ウィーン国立音楽大学には6年間在籍し、ピアノをハンス・グラーフ教授に師事。現在はヨハン・セバスチャン・バッハの作品から現代作曲家の作品までの幅広いレパートリーをこなす卓越した演奏家として知られ、ベーゼンドルファー社専属の特別ピアニストとして活躍している異色で多彩な芸術家。

ハロルド・ショーンバーグ(ニューヨーク・タイムズ)、ウィルヘルム・シンコヴィッチ(ディ・プレッセ・ウィーン)を始め、多数の著名な音楽評論家は彼のコンサートやレコーディングについて、「平静と情熱、熟練と天性、通性と非凡性とを併せ持つ豊かな才能だ」と絶賛している。厳格な完全主義者としても知られ、難易度の高い演奏テクニックを必要とする作曲家、フェルッチョ・ブゾーニの音楽理論に関心を持つ。イタリアの“フェネ”レーベルにて録音されたブゾーニのピアノ曲全曲は権威ある音楽出版物でも高い評価を得ている。

また、ウィーンの古典音楽に特別な愛着を持ち、自身が所有する古楽器でも積極的に演奏する。ソリスト、室内楽奏者、そして、声楽の伴奏者として、ヨーロッパ、アメリカ、日本、ロシア連邦、イスラエルで演奏活動を精力的に行うと同時に、ラジオ・テレビにも数多く出演。近年では徳島音楽コンクールの芸術監督を始め国際コンクールの審査員を務めたり、“ピアノの本” (ヤマハ)での連載を含む音楽出版物へ定期的に執筆するなど、ますますその活動の幅を広げている。

1999 年より、オーストリアの最も歴史ある名高い教会の一つ、ウィーンのミノリッテン教会の音楽監督を務めており、名声を博した才能ある作曲家、アントニオ・サリエーリの名前から、「アンサンブル・サリエーリ・ウィーン」と名付けた室内楽オーケストラを立ち上げる。

2003年よりウィーン国立音楽大学と学術交流協定を結んでいる徳島文理大学音楽学部へ客員教授として来日、2007年4 月以降現在に至るまで、同校にて常任教授・音楽学部長として学生の指導にあたっている。

2008 年4月より2年間、神戸女学院大学客員教授。

2009 年 以降毎年夏にウィーン国立音楽大学で行われる夏期講習会に招かれマスタークラスを担当。